患者さんの離床を進めるために、多職種のコミュニケーションは大切ですが、意外なことで離床が進んでいないことがあるかもしれません。そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。
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ある日、離床に理解のあるスタッフが揃っている病棟なのに、離床があまり進んでいない・・・と感じることがありました。
病棟の何人かのスタッフに理由を聞いてみたところ、歩行器や車椅子が足りなくて、離床が進められないということでした。病棟の管理者や医療機器の担当者に事情を説明して、歩行器や車椅子を補充したところ、離床が明らかに進むようになりました。
離床を進めるために、スタッフの教育や離床基準の作成などを行うことも必要ですが、機器を含めた機器が各病棟に十分揃っているのか、検討することも大切だと感じました。
文:離床推進ファシリテーターチーム連携グループ(五十音順)
木本 祐太(近畿大学病院)
篠原 史都(藤田医科大学病院)
髙橋 瑞刀(公立藤岡総合病院)
中村 昌孝(守谷慶友病院)
馬場 健太(公立藤岡総合病院)
平澤 亮介(筑波記念病院)