できる動作からしている動作につなげることは大切とわかっていても、忙しくてなかなか難しいと感じていませんか?
そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。
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「この患者さん、意外としっかり立って歩けるんだね」臨床でよく聴くフレーズだと思います。
私たちは、“できる”動作としている動作をそれぞれ評価し、患者さんが本来できる動作を、生活の中で“している”動作に変えていくことを目指します。でも、離床を進める上で、移乗や歩行に着目しすぎていませんか?
確かに移乗や歩行は重要なADL動作ですが、タオルで顔を拭く、新聞を読むなど、できる動作は意外と多くあるものです。何気ない“できる”生活動作を“している”動作に変えることで、活動量や活気を改善する患者さんを多く経験します。
「この患者さん、意外と自分で顔を拭けるんだね」のような視点を持って、多職種で共有すると、できる動作が見つかり、している動作が増えると思いますよ。
文:離床ファシリテーターOT部会
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