
患者さんに離床の必要性を説明しているけど中々、実践してくれない…。そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。
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皆さんは、「行動変容ステージモデル」という言葉を聞いた事がありますか?
人が行動を変える場合には、「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通るというふうに考えられており、各ステージによって必要とする対応は変化するとされています。
例えば、患者さんに禁煙指導をしようとしたときに、強く反論や拒否を示すような場合は「無関心期」なので、言えばいうほど拒否が強くなるため、指導は逆効果です。
私は患者さんへの療養・教育指導を行う際、まず対象の患者さんが、今どこのステージに属しているかを把握し、さらに個人の性格特性や生活環境などを考慮した上で、指導を行うように心掛けています。生活習慣の変化を必要とする患者さんに対して、教育的指導を行う際、この内容をイメージした上で実施することで、ワンランク上の対応が可能になると考えます。
興味のある方は、「厚生労働省 e‐ヘルスケアネット」のHPに概要が記載されているので、参考にしてみてください。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html
文:離床推進ファシリテーター OT専門部会
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