
教科書通りに患者さんに指導しても、うまく伝わらないことが臨床ではあると思います。
そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。
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消化器外科患者さんの術後の離床は、起立性低血圧がおこりやすく悩んでいました。
そんなとき、ヒントになる取り組みを知りました。
ある病院では、離床時の起立性低血圧対策として、開始基準や各体位で3分ごとのバイタル測定を行うなど、離床のプロトコルを導入していまするというのです。
そこで当院でも導入してみたところ、職種や経験の異なるスタッフも安心して離床を援助することができ、今までよりも、効率よく離床することができるようになりました。
消化器外科術後の起立性低血圧の原因は多岐に渡り、原因の特定が難しいことがよくあります。
プロトコルは、経験や職種間の違いを埋める効果があり、結果として、患者さんの離床に対する安心感やモチベーションにつながると思います。
文:離床推進ファシリテーター 研究グループ部会
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