
皆さんは認知症の患者さんに、『絶対起きない!いやだ!』と拒否された経験はないでしょうか。そんなとき、どのように関わるか困ってしまいますよね。
私は「人間らしさを尊重すること」を意識して関わっています。
スタッフから「この方拒否があって起きてくれない。」と言われても、これを意識すると患者さんの反応が変わります。
具体的なポイントは2つです。
患者さんの視界に入り自分を見てもらうこと。
話しかけてから優しく触れること。
一見当たり前のようですが、拒否される方の多くは、「見てもらう」ではなくて、こちらが顔を見ているだけ、「触れる」ではなくて掴んでしまっています。
この2つを実践するだけで、拒否が変わることが期待できます。
是非、意識してみてください。
文:離床推進ファシリテーター リハビリテーション部会