
「離床は大切!」医療者が思っていても、患者さんに十分伝わっていないと感じることもあると思います。
そんな悩みに参考になるつぶやきを紹介します。
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回診時に医師が患者さんへ一言…。
「寝てないで起きていてね」
「離床進んでる?ちゃんと起きてくださいね」
多くの患者さんは、離床を「起きること」と理解するでしょうが、本当にその意味・必要性を理解できるのでしょうか?
回診の後の患者さんの様子を見て、起きることに不安や疑問を感じた表情を少しでもしたら、私たち看護師の出番です。
患者さんの理解する離床と医療従事者が想う離床に相違が生じないよう、「離床オリエンテーション」をしてみませんか?
オリエンテーションは難しいことではなく、寝たきりでいることの問題や、離床することの大切さをわかりやすく伝えることです。
多くの患者さんは納得して、自分で起きることを意識します。
忙しい中で始めは負担に感じるかもしれませんが、まず数名でよいので離床オリエンテーションしてみてください。
その後のケアや離床への協力性が変わるので、結果として看護業務の負担も減るのです。
是非、試してみてください。
文:離床推進ファシリテーター 看護部会
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