当会の黎明期に生まれた魂であり、MOOK第1号の「実践!早期離床完全マニュアル」が、復刻版として帰ってきます。初版より10年以上経つ元祖・実践!早期離床完全マニュアルの人気は根強く、長期ベッドレスト・ねたきりのデコンディショニングに特化したエビデンス誌面は、実践!離床完全マニュアル2にはないため、複数の学会員の方から、再販を希望するお声を多数いただき復刻版の刊行が決定しました。限定500冊ですので、この機会にお申し込みください。
約180ページ
本体価格2860円(税込)
新しく離床を学びたい方は
上記の復刻版は「完全マニュアル2」をお持ちの方用の書籍です。新たに離床を学びたい方は、「実践!離床完全マニュアル2(DVD付き)」をご購入ください。インターネットでのご注文はこちらから。
復刻版 実践!早期離床完全マニュアル 目次
第1章 早期離床を科学する
① 早期離床の意味とその歴史的変遷
② 臥床はどうして身体に悪いのか?
A. 臥床と廃用症候群
B. 器官別にみる長期臥床の悪影響
C. 宇宙医学からひも解く廃用症候群【新掲載】
③ 廃用症候群を予防せよ! 〜早期離床の効果とEBM〜
A. 予防の柱は体位変換と早期座位・立位
B. 離床が呼吸器合併症の改善に効く理由
C. 呼吸器合併症に対する体位変換の効果とエビデンス
第 2 章 離床の阻害因子別 フィジカルアセスメント
① 呼吸状態のフィジカルアセスメント
A. 早期離床のためのフィジカルアセスメントのポイント
B. 呼吸のフィジカルアセスメントに 必要な解剖学
C. 早期離床を避けたほうが良い場合
D. 現在の呼吸状態を把握するためのフィジカルアセスメント
E. 呼吸ケアに活かすフィジカルアセスメントのポイント
F. フィジカルアセスメントに基づいて早期離床を円滑に進める
G. 行ったケアの有効性の再評価
② 循環状態のフィジカルアセスメント
A. 循環機能とは
B. 循環器領域における問診・視診・触診
③ 疼痛のアセスメント
A. 早期離床におけるアセスメントのポイント
B. 疼痛に関連する因子
C. 疼痛のアセスメントの方法
D. 早期離床を無理なく円滑に進めるポイント
④ 運動機能のフィジカルアセスメント
A. 早期離床のためのアセスメントのポイント
B. アセスメントに必要な基礎知識
C. 早期離床を避けたほうが良い場合
D. 早期離床を開始する前に: 運動機能の基礎知識
E. 早期離床を無理なく円滑に進めるために
⑤ 意識状態・精神状態・モチベーションのアセスメント
A. 意識状態のアセスメント
B. 精神機能のアセスメント
C. モチベーションのアセスメント
第 3 章 離床の前にこれだけは知っておきたい基礎知識
①離床の前に知っておきたい 点滴・ドレーンの知識
A. ドレーン管理
B. チューブ管理
② 離床の前に知っておきたい 胸部 X 線単純撮影の見方
A. 胸部X線を離床にどう生かすのか
B. 読影に関する基礎知識
C. 原因別読影のポイント
D. 離床に関連する呼吸器病変
③ 離床を成功させるために必要な心機能の評価
A. 心機能を測定するモニターがある場合の離床
B. 一般病棟における心機能評価と離床
④ 離床の前に知っておきたい 人工呼吸器の見方
A. 電源,配管はつながっているか?
B. 呼吸器回路の異常はないか?
C. 適切な加温・加湿がされているか?
D. 設定条件は? 〜パネルの見方〜
E. アラーム設定は?
⑤ 離床に活かす人工呼吸器モニターの活用法
A. グラフィックモニターでみえるもの
B. グラフィックモニターでわかること
C. 患者さんは Comfortableか
D. 患者さんの状態の変化はあるか
⑥ 離床の前に知っておきたい 血液ガスデータの読み方
A. まずは基礎データを読もう!
B. 呼吸性?代謝性?酸塩基平衡と臨床症状
C. 問題の回答と解説
⑥ 離床の前に確認しておきたい 体水分 In Out Balance
A. 体水分のIn Out Balanceの理解に必要な基礎知識
B. 周術期の体水分 In Out Balance
C. 浮腫
D. 起立性低血圧
E. 離床する前に確認しておくポイント
第4章 見れば納得! 離床の安全な進め方
① 離床計画を立案するコツ
A. 離床を阻害している原因の推測
B. 推測した原因についてのアセスメント
C. 離床計画の立案
② 離床のリスク管理
A. 離床の基準
B. 血圧に着目した離床のリスク管理
③ 早期離床の上手な導入方法
A. 早期離床実践における問題点
B. 原因別 離床の推進方法
第5章 マスターしよう!早期離床の基礎技術
① リラクゼーション法を身につけよう!
A. はじめに
B. リラクゼーションの適応
C. リラクゼーションを行う前に
D. 効果判定の方法
E. 評価の手順
F. リラクゼーションの基本手技
G. 症状別リラクゼーションの方法
② 動作にあわせた呼吸法と自己排痰法をマスターしよう!
A. 呼吸法指導のポイント
B. 動作にあわせた呼吸法の指導方法
C. 知っていますか? ACBT〜より効率的な自己排痰の指導法〜
D. 手術前後のオリエンテーション・指導のポイント
③ ボディメカニクスに基づいた 体位変換を身につけよう!
A. 自分の腰を痛めずに行う体位変換
B. ベッド上での移動介助方法:仰臥位の場合
C. 仰臥位→前傾側臥位におけるポジショニングの方法
D. 仰臥位→腹臥位におけるポジショニングの方法
E. 側臥位への介助における工夫:反対側が壁の場合
F. 仰臥位→ヘッドアップ座位におけるポジショニングの方法
④ 関節拘縮を予防しよう!
A. 関節拘縮とは
B. 関節運動とは
C. 部位別関節の動かし方
D. 自動で行う関節可動域運動
⑤ 今すぐ導入したい!病室でできる運動療法
A. 運動療法を実施する前に
B. 背臥位姿勢での運動
C. 座位姿勢での運動
D. 立位姿勢での運動
【以下の項目は「完全マニュアル2」と重複するため復刻版には収録されておりません。】
・第3章・心電図モニターの見方・血液生化学データの見方・薬剤の知識・カテコラミン
・第5章・起居・移乗動作を身につけよう!・呼吸介助手技と排痰援助法
・実技収録 DVD