日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

日本離床学会 学会誌Vol.6

今、注目の内容を特集!嚥下・栄養・離床まるわかりガイド

◯ヘッドアップでも危険?誤嚥性肺炎をシャットアウトする完全側臥位嚥下法の理論と実践

健和会病院 福村 直毅

最も安全な嚥下姿勢と考えられている、30度ヘッドアップも実は万能ではありません。 本稿では、咽頭口頭の解剖学に裏付けられて、各姿勢の嚥下のリスクを解説。 また、新しいアプローチ法である「完全側臥位法」の理論と実践について詳しく知ることができます。

◯ベッドサイドで明日から実践できる!摂食嚥下の評価とアプローチ

藤田医科大学病院 三鬼 達人

嚥下の代表的アセスメントである、RSST、水飲みテスト、フードテストなどについてや、 安全な直接訓練の姿勢や食事形態選択の工夫について、基礎からベテランならではの臨床の落とし穴まで “今さら聞けない嚥下のわからない”を全て解決してくれる内容です。

◯低栄養の困ったを解決!栄養管理でADL アップに導くコツ

聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 川畑 亜加里

見過ごされがちな低栄養の見抜き方と、その対策法について、最新のGLIM基準をベースに学ぶことができます。
食事6割摂取で安心してはいけない理由とは!?

◯外科手術後の早期経腸栄養と早期経口栄養どちらを優先すべきか

帝京大学外科学講座 福島 亮治

外科術後の栄養経路別の離床を含めたポイントを解説。近年注目のERASコンセプトや最新のエビデンスの紹介も充実しています。経腸栄養と経管栄養。離床が安全に実施できるのはどちらか。

◯摂食・嚥下機能に問題がある!フレイルと離床 -臨床での動き方-

守谷慶友病院 中村 昌孝

最近注目のオーラルフレイルの対策と、栄養・嚥下障害を呈する状況下での離床の考え方や実践法について、明日から臨床で活かせる内容が満載です。