Q
車椅子座位で食事をしたい!でもどんどん姿勢が崩れて食べにくそう…誤嚥の危険も…どうすれば良いですか?
A
食事動作は良姿勢,座位姿勢バランスが重要
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2024/07/OT_1.jpg)
良姿位ポイント
- 首は軽度顎引き姿勢
- 股関節、膝関節、足関節屈曲90°
- 深く腰掛け、なるべく円背姿勢にならないように
- 足底面はしっかりと床につける
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2024/07/OT_2.jpg)
車椅子の座面シートは、後方に傾斜し、緩やかな弧を描いているものが多いです。座面シートが後方に傾斜していると、体幹筋力が低下している高齢者にとっては前方への重心移動が難しくなります。また、円背姿勢になると腹部が圧迫され、消化不良の原因となることがあります。
さらに、足底面が床にしっかりと接地していなかったり、フットレストに乗ったままの場合、重心移動は一層困難になります。
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2024/07/OT_3.jpg)
正しい車椅子の座位姿勢の作り方
- 前方への重心移動がしやすいように、クッションを使用したバックサポートの調節、または後輪の下に薄い台を置くと良いです。
- 身体が小柄で足底が床につかない患者さんには、足底部分に段ボールや雑誌などを置いて調節します。
シーティングに困った時は是非作業療法士に相談を!
OT 部会は、いつでも些細な悩み、相談を受け付けています。
お気軽にご連絡ください。
離床学会OT専門部会