日々の臨床や生活の中で、急に不安になったりすることはないでしょうか。また、入院中の患者さんは、特に不安が強いと思います。
その理由は、私たちは、自分が置かれている状況を絶えず主観的に判断し続けていることにあります。これは、通常は適応的に行われているのですが、強いストレスを受けている時やうつ状態に陥っている時など、特別な状況下ではそうした認知に歪みが生じてきます。その結果、抑うつ感や不安感が強まり、非適応的な行動が強まり、さらに認知の歪みが引き起こされるようになります。
悲観的になりすぎず、かといって楽観的にもなりすぎず、地に足のついた現実的でしなやかな考え方ができるのが理想です。そこで使えるのが認知行動療法です。自分が不安とどのように感じたのか、その時の行動がどうだったのか、客観的に捉える手法で、不安がゼロにならなくても、改善していることが自覚でき、気持ちが楽になることを手助けすることにつながります。自分自身の不安、患者さんの不安、どちらにも使える技術なので、実践して損はないと思います。
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