日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【雪が積もると木の枝は折れる】バイオメカニクスで離床が変わる

雪が積もると木の枝は折れる

これはバイオメカニクスと基本となる力学です。バイオメカニクスは力学を人間の身体で考えた学問です。

「移乗介助が先輩みたいにスムーズにできない」「トイレ動作介助に時間がかかってしまう」

これらの悩みは、バイオメカニクスを学ぶことで解決できます。

バイオメカニクスって聞くとなんだか難しそうなイメージですよね。しかし、私たちは日常生活で無意識にバイオメカニクスに基づいた動作を行っています。実はとても身近なものなのです。私たちが椅子から立ったり寝返りしたりできるのは、バイオメカニクスに基づいた効率的な動作戦略を無意識に行っているからです。

一方、患者さんがADL動作を自力で行えないのは、機能障害などによる動作の制限が効率的な動作を妨げているからです。「今まで無意識に行っていたため、どうしたらいいかやり方が分からない」と脳は思っているはずです。

なので、患者さんの介助をする際にバイオメカニクスに基づいた効率的な動作を誘導して、脳に動作を思い出してもらいます。そのためには、私たち医療従事者が効率的な動作を理解していなければいけません。バイオメカニクスを理解し、効率的な介助ができるようになりたい!という方は、是非、バイオメカニクスに基づくADL動作介助を身につけてくださいね。

[バイオメカニクスに基づいたADL場面での動作介助を学びたい方は]
8月10日(土) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
ADLの場面別にみたバイオメカニクスに基づく動作介助~ベテランから学ぶ極上のテクニック~
【講師】石井 慎一郎 先生
https://www.rishou.org/seminar/basic/k09-2024#/