日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【みんなのバランスを取れるの!?】ワークライフバランスの実践

既婚者や独身、子育て中の人など、さまざまな人がいるチームでワークライフバランスを良くするにはどうすればよいのでしょうか。

まずはワークライフバランスの必要性をチームの一人ひとりが正しく理解し、制度や環境の整備を行うことが重要です。ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和を意味します。スタッフ一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事で得たことをプライベートに活かすとともに、家庭や地域生活などで得たことを仕事に還元し、多様な生き方が選択・実現できる状態です。

「仕事とプライベートの時間を50:50にすること」「仕事をそこそこにして、生活を重視する考え方」このような認識は、ワークライフバランスの正しい認識とはいえません。真のワークライフバランスとは仕事とプライベートの「二者択一構造」の解消を目指し、ワークとライフの相乗効果(好循環)を生み出すことです。会社や誰かに言われて働き方を決めていては、真のワークライフバランスは実現できません。スタッフ一人ひとりがどんな人生を望んでいるのかを明確にし、働き方を会社任せにするのではなく、自分が納得した生き方をするために主体的に行動できるよう教育や仕組み作りが重要になります。

子育てや介護、病気、障害だけでなく、家庭を持たない人、仕事が大好きな人、趣味に行きたい人などすべての人のライフステージや人生観に合わせたワークライフバランスがあります。育児・介護休業制度の充実やテレワーク勤務が可能な業務調整、フレックスタイム制などの多様な働き方の整備など、働き方をスタッフ一人ひとりが選び取り、生産性を向上させワークとライフの相乗効果が生み出せるようにしていければ、多様な人材が働きやすい環境を整えられるでしょう。

[ワークライフバランスの実践を学びたい方は]
7月27日(土) 10:00~12:00 ※2週間見逃し受講期間有り
ワークライフバランスを見直して幸福感を高めよう
【講師】澤田 忠幸 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r234-2024#/

皆様の申し込みを心よりお待ちしております。