日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【コンフォートゾーンから一歩出よう!】メンタルに重要なレジリエンスとは

臨床やプライベートで失敗をして、自分に無力感を感じることがあると思いますが、そんなとき、落ち込んだメンタルから抜け出すにはどうすればよいのでしょうか。

まず、失敗の後に無力感を感じるのは、ネガティブな感情に心が支配される癖がついているからです。ネガティブ思考が癖になってしまうと、新しい仕事に取り組もうとしても、「また失敗するのではないか」と考えてしまい、なかなか行動が起こせなくなってしまいます。その結果、失敗しない選択肢ばかり選ぶようになり、内向きな仕事の仕方になってしまいかねません。

その状態から抜け出し、立ち直るためにも「レジリエンス」を鍛えましょう。レジリエンスとは直訳すると「回復力」や「弾力」を意味し、心理学の分野では失敗や逆境を乗り越えて「前を向く力」と考えられています。失敗から回復する力がないと、失敗を恐れて行動を回避する癖がついてしまいます。仕事で考えると、難しいことや新たなことに挑戦せず、自分が楽だと思う“コンフォートゾーン”で仕事をしてしまう状態です。

失敗を避ける生き方は傷つかない人生とも言えます。けれど、代わり映えのしない時間を過ごすことによって、慢性的に不満やストレスを溜めることになり、自分自身をいらだたせるだけでなく、仕事や人生の充実感や幸福感を得られなくなってしまう可能性があります。そうならないために失敗して凹んでも、精神的な落ち込みを底打ちさせて、立ち直れるレジリエンスが必要になります。

難しい課題にぶつかって失敗したとしても、失敗体験を分析し、理解して次に活かせれば、前を向く力であるレジリエンスを高めることができます。失敗と向き合って、コンフォートゾーンから少しだけ出てみましょう。

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