質問
記憶には視覚性記憶と言語性記憶があるということですが、脳画像からどちらに問題が起こるか予測できるのでしょうか?
回答
回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣
脳画像から記憶障害の種類は予測できます。図に示す丸の部分は言語中枢のある領域です。この領域の障害がある場合は、言葉や文字で覚える記憶が苦手になる、言語性記憶に問題が生じると推測できます。
対して右側頭葉の領域では、視覚性記憶の障害が起こり、人物や風景、物品を記憶することが苦手になると予測できます。ひと言に「記憶」と言っても種類があるので、画像から言語性の障害か、視覚性の障害かを推測して、アプローチの参考にしてみましょう。
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