日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【COVID-19時代の介入】嚥下アプローチの新しい流れ

COVID-19ではエアロゾル発生が感染のリスクとされており、嚥下や呼吸管理など、口腔周辺のケアには細心の注意が必要とされます。

そのような中、COVID-19感染者、感染疑いの患者さん対する、嚥下評価、嚥下アプローチについてアメリカから新しい提案がありました。

COVID-19が陽性であった場合に、どのような手順で嚥下評価・アプローチをすべきか、環境、個人防護具、検査機器、評価手技について具体的に推奨事項が示されており参考になります。

例えば、水飲みテストでは、ボーラスで水を患者の口に含くみ、患者にマスクをしてから嚥下することで、エアロゾル発生を予防することが推奨されています。

下記原典では、具体的なフローチャートと、入院患者、外来、遠隔医療における介入法を見ることができます。

是非、ご覧ください。

Mark A. Fritz et al. Moving Forward with Dysphagia Care: Implementing Strategies during the COVID-19 Pandemic and Beyond. Dysphagia 2020.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7282541/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。