臥床による筋機能低下の離床クイズ
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2025/01/p12.png)
急性期において筋萎縮を評価する際、超音波エコーを用いて筋断面積から筋量を推定しますが、正確な筋力を評価することはできません。寝たきりにおける筋量と筋力の低下について、以下の質問に答えてみましょう。
Q. 急性期における寝たきり患者の筋量の低下率と筋力の低下率は、それぞれどのような関係にあるでしょうか?
選択肢:
- 筋量の低下率が筋力の低下率よりも高い
- 筋量の低下率と筋力の低下率は同じ
- 筋力の低下率が筋量の低下率よりも高い
- 筋量は変わらず、筋力のみが低下する
正解 3.
スロベニアのベッドレスによる筋力の変化に関する研究1)によると、寝たきりによって筋断面積(筋量)は18.6%低下する一方、筋力は32.4%と筋量の2倍近く低下することが示されました。寝たきりの評価では筋肉の量に目が行きがちですが、筋機能の低下がより深刻であることを意味しており、筋力の維持が特に重要であることを示しています。
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2025/01/bookquiz_3_1.jpg)
ベッドレストによる筋量と筋力の変化1)
1)Uros Marusic,Marco Narici et al,Nonuniform loss of muscle strength and atrophy during bed rest; a systematic review.J Appl physiol.131,2021:194-206
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2025/01/bookquiz_3_2.jpg)
[急性期栄養療法+早期離床・ リハビリの理論と実践を書籍で学びたい方は]
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2024/08/POPBook_2book.png)
![](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2023/12/Book_2023_title_2-02.png)
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Book_2023_title_3.png](https://www.rishou.org/wp-content/uploads/2023/12/Book_2023_title_3.png)