離床を進めたいけれど、他の業務で忙しい、協力がない、勉強会をする暇もない…と悩んでいませんか?
そのような悩みのヒントになる報告がアメリカから届きました。
Kelly らは、離床に関する39の文献から、離床の実施を阻害する要因を調査しました。
その結果、離床が実施できない要因は、スタッフの人員や教育不足、機器の不足、家族の協力が無いなどの、環境因子が最も問題であることが分かりました。
離床の阻害因子には、疾患の重症度やバイタルサインの変化など、患者要因に目がいきがちですが、環境因子を見直す重要性を感じる研究です。
下記原典では、全ての阻害要因をみることができ、離床が進まず悩んでいる施設の参考になります。
是非、ご覧ください。
Potter, Kelly et al. Environmental Factors Affecting Early Mobilization and Physical Disability Post–Intensive Care. Dimens Crit Care Nurs. 2021 Mar-Apr 01;40(2):92-117.
https://bit.ly/35Ingeh
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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