ただ起きるだけではなく、離床するならば楽しく起きて欲しい!
離床に関わるスタッフ共通の願いだと思います。
そのような願いに参考になる報告がアメリカから届きました。
Lai らは小児のICU患者2例に対して、VRゲームを用いて離床を行いました。
その結果、VRゲームは離床の動機付けに有効であること、患者さんの感情や注意力を改善する可能性があるとしています。
成人に比べて、小児は楽しくないと離床が進みづらい傾向があるため、ゲームの活用は動機づけに使いやすいツールと感じます。
下記原典では、実際にVRゲームをしながら離床する場面を見ることができ、とても参考になります。
是非、ご覧ください。
Byron Lai et al. Examining the Feasibility of Early Mobilization With Virtual Reality Gaming Using Head-Mounted Display and Adaptive Software With Adolescents in the Pediatric Intensive Care Unit: Case Report. JMIR Rehabil Assist Technol. 2021 May 27;8(2)
https://rehab.jmir.org/2021/2/e28210/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
Tweet