臨床で離床を行うスタッフは、主に、24時間患者さんの傍にいるナースと、離床に取り組みながら回復を支援するリハスタッフがいます。
どちらの職種のほうが、離床に難しさを感じているのでしょうか?
そのような疑問に参考となる報告がイギリスから届きました。
この研究では、看護師とリハスタッフに対して、離床に対するバリア(障壁)についてアンケート調査を行っています。その結果、離床にバリアを感じている割合はナースが有意に多く、その理由は離床に関する知識不足が最も影響しているということでした。離床をより円滑に、頻度を多く進めるためには、ナースの離床への障壁を解消することが重要と感じる研究です。
下記原典では、障壁やアンケートの詳細をみることができ、とても参考になります。是非、ご覧ください。
Megan Lewis et al. Comparison of perceptions and barriers to mobilization in critical care: A comparison of nursing staff and physiotherapists-A single-site service evaluation. Nurs Crit Care
. 2021 Apr 5.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33818896/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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