通常離床は日中に行われることが多いですが、夜間に離床をすると効果はあるの？と、疑問に思ったことはありませんか？そのような疑問の参考になる報告が、ドイツから届きました。
Nydahl らは、9-11時の間にICUの患者さんを離床し、せん妄予防に効果があるか検討しました。その結果、9-11時に離床した患者さんは、せん妄を減少する傾向を認めたというのです。一方で夜間の離床は拒否する患者もいることや、スタッフの負担など課題も挙げられています。
下記原典では、詳細なアウトカムや有害事象に関するデータを見ることができ、とても参考になります。
是非、ご覧ください。
Peter Nydahl RN et al. Mobilization in the evening to prevent delirium: A pilot randomized trial. Nurs Crit Care, 2021.
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/nicc.12638
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
Tweet