人工関節は大きな侵襲を伴うため、他の整形手術に比べて離床が遅れがちです。しかし、人工関節の術後にも、早くから離床した方が良いという報告がオーストラリアから届きました。
Castleらは、人工関節術後患者さんに対して、術後12時間以内という超早期に離床を行い、その効果を検討しました。その結果、全人工股関節全置換術(THA)の術後患者さんでは、12時間以内に離床することで、在院日数の短縮効果を認めたのです。
下記原典では、対象患者さんの詳しい情報や、術式についてもみることができ、とても参考になります。是非、ご覧ください。
Hannah Castle et al. Mobilization after joint arthroplasty surgery: who benefits from standing within 12 hours?. ANZ J Surg. 2021 Apr 13.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33851511/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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