COVID-19の重症例で注目されている腹臥位療法ですが、人工呼吸器やドレーン・カテーテルが沢山ついている状況で、どのように行えばよいか悩むことはありませんか?
そのような悩みに参考となる、腹臥位に関する研究がイタリアから報告されました。この研究では、COVID-19患者さんに対する腹臥位療法の有効性を検討し、その結果、重症例において腹臥位の実施は有効であるとしています。
注目すべきは、腹臥位の行い方がまとめられている点です。腹臥位前のケア、腹臥位中の観察ポイントやケア、腹臥位から背臥位に戻す際の注意点まで、初心者でも何をすべきかわかるように丁寧にまとめられています。
下記原典では、上記のケア・観察ポイントや、腹臥位選択のアルゴリズムをみることができ、とても参考になります。
是非、ご覧ください。
Filippo Binda et al. Nursing Management of Prone Positioning in Patients With COVID-19. Crit Care Nurse (2021) 41 (2): 27–35.
https://bit.ly/3aEz1Fu
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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