日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【その手があった!】重度麻痺へのアプローチに関するエビデンス

脳卒中による重度麻痺に対して神経筋電気刺激は有用なアプローチですが、電極の位置がズレてしまうと、十分効果が得られないなどの問題があります。そんな重度麻痺に対する神経筋電気刺激について、興味深い報告が届きました。

この研究では、神経筋電気刺激の電極が埋め込まれた、伸縮性パンツを履くことによって、正確に筋を刺激できるかを調査しています。その結果、電極が埋め込まれたパンツは、通常ジェルを使用して電極と比べて、筋を正確に刺激でき、効率的に筋収縮を促進できたということです。ただ、被験者の1名は筋が痙攣して脱落したことと、電極を埋め込んだパンツは洗濯ができないので、衛星面に問題があるということです。でも、履くだけでアプローチにつながるという点は、とても良い発想だと感じる研究です。

下記原点では、神経筋電気刺激による各筋の収縮効率に関するデータをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Ehsan Jafari et al. Comfort, consistency, and efficiency of garments with textile electrodes versus hydrogel electrodes for neuromuscular electrical stimulation in a randomized crossover trial. Sci Rep. 2025 Feb 26;15(1):6869.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11865617/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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