
新コーナー「整形外科・運動器最新エビデンス」の最新情報をお届けします!このコーナーでは、運動器リハビリのエキスパートである海津先生が“これは面白い”という、整形外科・運動器にまつわるエビデンスを紹介。数値や統計の専門用語が出てきますが、このシリーズで、かみ砕いて解説してくれるので、少しずつ慣れていくように、是非、読んでみてください。
今回は「最強のコアエクササイズ」という内容を紹介します。
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臨床現場でコアスタビリティエクササイズを行うことは多いと思いますが、「どのエクササイズが一番効果的ですか?」と、患者さんから聞かれたときに自信をもって答えられますでしょうか。自信がないという方は、一緒にエビデンスをもとに最適なエクササイズを見つけていきましょう!
今回の研究では、体幹や股関節の筋肉をどれだけ活性化できるか、いくつかのエクササイズを比較し、それぞれの特徴を探っています。方法として、健常成人40人を対象に、9種類のコアスタビリティエクササイズを行い、筋電図による筋活動を測定しました。コアスタビリティエクササイズには、バックブリッジやサイドブリッジ、肘をついた状態でのプランクなどを実施しました。
それぞれのエクササイズ中、深層筋の活動度合いと、臀筋群の活性化度合いについて、筋電図を用いて解析しました。その結果、片脚で臀部を挙上するバックブリッジエクササイズが、最も深層筋の活動が高かったことが分かり、肩肘と肩足で支持して対側脚を挙上するサイドブリッジが、臀筋群の活性化が非常に高いことが確認されました。
これらの結果から、エクササイズ方法の違いが、特定の筋群の活性化に有効であることが明らかになりました。エクササイズすべき筋を特定することができたら、効率よくその筋を活性化できる方法を選択できるように、最適なエクササイズを患者さんに提供していきましょう。
文献情報:
Khosrokiani, Z., Letafatkar, A., Sheikhi, B., et al. “Hip and Core Muscle Activation During High-Load Core Stabilization Exercises.” Sports Health (2021): 19417381211015225.
https://doi.org/10.1177/19417381211015225
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