
人気コーナー「Dr中西の離床面白エビデンス」の最新情報をお届けします!
このコーナーでは、当会の医師部会の中西医師が“これは面白い”という、離床にまつわるエビデンスを紹介。
中西節でわかりやすく、楽しく、ユーモアを交えて教えてくれます。
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みなさんこんにちは。筋萎縮ゼロプロジェクトの中西です。
今回は「短期間の嚥下リハも有効!?」という内容を紹介します。皆さんの施設では、嚥下障害のある外来の患者さんに、嚥下リハをしていますか?嚥下障害があると、家族や友達と一緒にご飯を食べられずに、社会的にも孤立していきます。ふらっと定食屋に立ち寄ってご飯もなかなか食べられず、うつ病になって、生活の質が落ちていくといわれています。
今回の研究は、リトアニアのRugaitieneさん達の報告で、約10日間の外来嚥下リハビリが、嚥下機能やQOLに与える影響を調査しています。嚥下障害があると判断された患者さんは、嚥下筋を強化するリハビリテーションや、嚥下筋の神経筋電気刺激療法(NMES)などの介入を受けました。
その結果、EAT-10という嚥下スクリーニング評価で、スコアが15点から12点まで嚥下機能が改善しました。嚥下機能に伴うQOLを評価する、Dysphagia Handicap Index(DHI)と、Swallowing Quality of Life (SWAL-QOL)では、どちらも有意に改善したようです。嚥下の評価っていっぱいあるんですね…
つまり、嚥下筋へのNMESを含む嚥下リハを短期間でも実施することで、嚥下機能は可逆的に改善するということですね。今回の研究は非急性期を対象としたものですが、急性期の患者さんでも嚥下障害のある方は多いので、急性期でも効果をみていきたいですね。口から食べるって大事ですね。いつかICUでかつ丼を食べる日もくるのかな~
Impact of Modified Diet, Swallowing Exercises, and Electrostimulation on Quality of Life of Older Patients Suffering from Oropharyngeal Dysphagia
https://www.mdpi.com/1648-9144/60/7/1021
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