筋萎縮の評価として超音波エコーの活用が注目されていますが、超音波エコーによる筋の評価と離床パフォーマンスの関連を調査した、興味深い報告が届きました。
この研究では、高齢患者さんの大腿四頭筋の厚さを超音波エコーで測定し、大腿四頭筋の厚さと歩行能力に関連があるかを調査しています。その結果、大腿四頭筋の厚さと、歩行速度・歩幅・歩行時の立脚時間と関連があり、歩行能力評価のスクリーニングとして超音波エコーが有用だったということです。診断だけではなく、離床のパフォーマンスを予測する一つの情報として、超音波エコーの結果も活用できると感じる研究です。
下記原点では、具体的な筋の厚さと歩行パフォーマンスのデータをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Uyanga Ganba et al. Association Between Standard Gait Measures and Anterior Quadriceps Muscle Thickness as Measured by Point of Care Ultrasound. POCUS J. 2024 Nov 15;9(2):117-124.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11616895/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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