心不全患者でもリスク管理をしながら、離床・活動を促すことが重要といわれますが、どのようなリスクを評価する必要があるのでしょうか。そんな心不全患者さんの血管評価と身体機能の関連を調査した、興味深い報告が届きました。
この研究は、約200例の心不全患者さんについて、血管の硬さをみるCAVI検査とサルコペニアの評価である、Short Physical Performance Battery (SPPB) の関連について調査しています。その結果、CAVI検査で血管が硬いほどSPPBのスコアが悪く、特にバランス機能との関連が強かったということです。心不全患者さんのリスク管理では、血圧や脈の評価から、血管の硬さを意識して、運動機能へのアプローチにつなげる必要性を感じる研究です。
下記原点では、CAVI検査の詳細やサルコペニアとの関連を詳しくみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Shinya Kanzaki et al. Short Physical Performance Battery and Cardio-Ankle Vascular Index Association in Older Patients with Heart Failure. Int Heart J. 2024;65(5):866-872.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ihj/65/5/65_24-378/_article
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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