安全な離床を進めるために、ベッド上で患者さんの動作能力を予測することは重要です。そんなベッド上での「お尻上げ動作」が、脳卒中患者さんの機能や能力予測に有用だという、興味深い報告が届きました。
この研究では、脳卒中患者さんを対象に、いわゆる「お尻上げ動作」を実施し、挙上レベルを4段階で評価し、身体機能や動作能力との関連を調査しています。その結果、お尻上げ動作のレベルが高いほど、身体機能と動作能力レベルが高く、お尻上げ動作評価の信頼性も十分であることがわかったということです。簡便なスクリーニングテストで、動作能力や機能を評価できるのは、とても有用だと感じる研究です。
下記原点では、お尻上げ動作の4つのレベルの評価方法をみることができ、とてもユニークな方法で参考になります。是非、ご覧ください。
Naoki Sasa et al. Development of a Functional Bridge Test for Screening Impairments and Disabilities in Hemiplegic Patients with Acute Stroke while on the Bed. Prog Rehabil Med
. 2022 Nov 18:7:20220059.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9668753/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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