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慢性心不全患者さんは、リスク管理をして離床や活動を促すことが重要といわれますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。そんな、慢性心不全患者さんに対する、離床や運動の影響について興味深い報告が届きました。
この研究では、慢性心不全患者さんに対して、36セッションの心臓リハビリを行い、血管や炎症に与える影響を調査しています。その結果、36セッションの心臓リハビリを行うことで、心不全の重症度を問わず、血管を修復する内皮前駆細胞が増加し、炎症マーカーの改善を認めたということです。心不全患者さんは、リスク管理に注意して、離床や活動を促すことで、長期的にも良い影響がある可能性を感じる研究です。
下記の原典では、36セッションの心臓リハビリの詳細を見ることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Christos Kourek.et al. The Effects of a Cardiac Rehabilitation Program on Endothelial Progenitor Cells and Inflammatory Profile in Patients with Chronic Heart Failure of Different Severity. J Clin Med. 2023 Oct 18;12(20):6592.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10607596/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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