日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【週5時間がキモ!】フレイル高齢者のQOLを改善するヒント

最近注目されているフレイルの対策として、離床や運動は有効ですが、どのくらいの活動時間が必要かはわかっていません。

そのような疑問に参考となる報告が、スペインから届きました。

この研究では、70歳以上のプレフレイル高齢者について、歩行の量と生活の質(QOL)の関連を調査しています。

その結果、週5時間以上歩行している人は、生活の質のレベルが有意に高いことがわかりました。しっかりと目標を立てて、離床や活動を促すことが重要だと感じる研究です。

下記原典では、離床や介入効果の詳しいデータを見ることができ参考になります。是非、ご覧ください。

María Victoria Castell-Alcalá. Quality of life and physical activity in prefrail individuals over 70 years in primary care. Rev Esp Salud Publica. 2021 Oct 8;95:e202110160.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34620826/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。