臨床が忙しくて、簡単な運動しか患者さんにしてあげられないと悩んでいませんか？
そんな、簡単な介入でも、機能を改善する可能性を裏付ける、興味深い報告が届きました。
この研究では、健常者10名を対象に、手の関節を上下左右に動かした際の脳の活動を、特殊な画像検査で評価しています。その結果、運動中に大脳の運動野の有意な活動の亢進を認めたというのです。
今回は健常者の研究ですが、脳卒中などで麻痺のある患者さんにも、応用できる可能性を感じる研究です。下記原典では、手関節の運動方向と、実際の脳の画像をみることができ参考になります。是非、ご覧ください。
Hamid Sharini et al. Assessment of Motor Cortex in Active, Passive and Imagery Wrist Movement Using Functional MRI. J Biomed Phys Eng. 2021 Aug; 11(4): 515–526.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8385213/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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