病棟で看護師が離床に関わったほうが良さそうなのはわかるけれど、
忙しい業務の中でも本当に関わった方が良いの?と疑問に感じる方もいるかもしれません。
そんな疑問に参考となる報告が届きました。
この研究では、呼吸不全によって人工呼吸器装着された患者に対して、
通常のケアに加えて、看護師が離床や呼吸トレーニングなどを行った効果を検討しました。
その結果、通常のケアのみより看護師による介入を加えた方が、
ICUの在室が短く、呼吸機能、精神機能とも改善傾向にあったというのです。
下記原典では、看護師による介入の詳細を見ることができ、
とても参考になります。
是非、ご覧ください。
Yue Jin et al. Early rehabilitation nursing in ICU promotes rehabilitation of patients with respiratory failure treated with invasive mechanical ventilation. Am J Transl Res. 2021 May 15;13(5):5232-5239.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8205794/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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