日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

離床Q&A(最新)

回答者:曷川 元 他 日本離床学会講師陣

日本離床学会では教育セミナーでいただいた質問を臨床のさけびと受け止め、ホームページにて回答を掲載しています。少しでも皆様のお役に立てば幸いです。(最新のQ&A学会員登録のサービスとなります。最新のQ&Aは隔週で更新されていきますので、ご期待ください。)

  1. X線単純撮影で心臓近くの炎症所見を見抜く方法とは?

    心臓の周辺は肺血管による影響で、炎症像が見つけづらいと感じます。心臓近くの肺炎所見を特定する方法を教えてください。

  2. 肝臓は沈黙の臓器

    がん患者さんでALT・AST・γ-GTPなどの肝機能の数値が著しく悪い場合は離床を促さないほうが良いのでしょうか?

  3. 致死的不整脈の発生を予測することは可能でしょうか?

    致死的不整脈の発生を予測することは可能でしょうか?

  4. フレイルとは病気・疾病のことを指すのでしょうか?

    フレイルとは病気・疾病のことを指すのでしょうか? また、身体機能低下のことをフレイルとイメージしてよいのでしょうか?

  5. リードレスペースメーカーとは?

    リードレスペースメーカについて教えてください。

  6. QRS波の高さ(大きさ)が意味すること

    患者さんによってQRS波の高さ(大きさ)が違います。高さは何を意味しているのでしょうか?

  7. 薬剤性顎骨壊死のメカニズムとは?

    ビスホスホネート薬における顎骨壊死のメカニズムについて教えてください。

  8. 目に見えない障害:遂行機能障害について

    遂行機能障害の障害イメージがわきません。また、前頭葉損傷以外にも遂行機能障害は出現するのでしょうか?

  9. 発熱4日のルールとは

    発熱が4日以上続いた場合は、通常の風邪ではなく別の疾患の存在を考える必要があるとのことですが、発熱が4日以内に治る根拠を教えてください。

  10. 胸部レントゲン画像における「浸潤影」と「すりガラス様陰影」の違いとは

    胸部レントゲン画像所見として、カルテなどに記載されている「浸潤影」「すりガラス様陰影」の違いを教えてください。

  11. 大腿骨転子部骨折術後の離床難渋症例への対策

    高齢の大腿骨転子部骨折に小転子転移を認め、貧血症状が強く離床が進みません。ADL改善に向けどのようなアプローチ・アセスメントが有効でしょうか?

  12. 自力でNPPVのマスク装着が難しい場合の対処

    在宅の患者さんで夜間のみNPPV(非侵襲的用圧換気療法)装着を必要とする方がいらっしゃいます。 しかし関節リウマチにより手指の変形が著明で、 マスクの上下のマジックテープのバンドを 上手く固定することが出来ずに悩んでいます。 何か良い方法はないでしょうか?

  13. 座位不可の状態で胸部レントゲン画像から胸水を判読するには?

    無気肺と胸水の判読ポイントについて質問です。安静臥床の患者様で座位でのレントゲン不可、CT撮影不可の場合、どのように判読すればよいのですか?

  14. 右心不全と食欲低下の関係

    右心不全のうっ血所見で食欲低下があると説明されましたが、それは何故ですか?

  15. 前傾側臥位の留意点と実施時間について

    前傾側臥位を実施する際、下になるほうの上肢のポジショニングについて教えてください。また、2時間くらいとおおまかな目安で実施していますが、どの程度がよろしいでしょうか?

  16. 術後せん妄状態の患者さんへの関わり方

    不安定狭心症でCABGope後の患者さんがいます。術後、肺炎の併発、VT発作等で離床が進まない状況でした。最近、呼吸・循環動態が落ち着き、全~中等度介助で車椅子乗れるようになりました。しかし、せん妄が強く指示動作への応答が乏しいため、 それ以上の活動が進みません。何か活動性upのアイデアはありますでしょうか?

  17. 脳卒中患者における拡張期血圧の捉え方

    脳卒中の病型毎に離床の基準を明確に教えていただきスッキリしました。一方で血圧に関しては収縮期血圧をメインで診るイメージがありますが、拡張期血圧は特に気にする必要はないのでしょうか?

  18. 小児に対する呼吸介助手技の考え方

    小児に対する呼吸介助手技はどのように考えればいいでしょうか?

  19. バイレベルモードの原理

    バイレベルモードで2つのPEEP圧を設定することで、強制換気になるというところがしっかり理解できませんでした。詳しくおしえてください。

  20. せん妄と認知症の違いについて

    せん妄と認知症の違いが分かりません。せん妄も認知症も意識障害なのでしょうか。

  21. 呼吸ポンプ作用を促すことでのリスクを考える

    呼吸ポンプ作用として静脈還流を促すことは理解できました。腹式呼吸や深呼吸を行うことで、腹部大動脈瘤(AAA)や スタンフォード分類A型解離の患者への悪影響はあるのでしょうか。破裂のリスクが高くなるなど、あれば教えていただきたいです。

  22. 体位変換と脳血流の関係

    脳血流は背臥位や坐位、立位で増減すると思うのですが、体位変換に伴ってクッシング現象が生じる人の脳血流量と意識レベルの関係についてメカニズムを教えてください。

  23. 在宅患者さんの脈拍変動を考える

    在宅管理中の患者さんで、日によって、脈が速かったり、遅かったりという方がいらっしゃいます。何を考えればよいでしょうか。

  24. 喀痰が困難な症例への対応

    筋萎縮性側索硬化症(ALS)や重症筋無力症の患者さんを担当していますが、咳嗽力が弱く、排痰が困難です。呼吸介助をうまく応用できますでしょうか。

  25. 人工股関節全置換術(THA)の術式による違い

    当院ではTHAの手術は後方進入が多いのですが、前方進入の方がADLの脱臼のリスクを考えると良いように思えます。具体的には、どのように決めているのでしょうか。またそのメリットやデメリットを教えてください。

  26. PT-INRとAPTTの違い

    抗凝固薬投与時の血液検査において、ワーファリン内服時はPT-INR、ヘパリン静注時はAPTTとのことでしたが、 何故同じ抗凝固薬なのに診る検査が違うのかわかりませんでした。

  27. 人工股関節全置換術後(THA)のADL指導について

    人工股関節全置換術(以下:THA)の術後に、靴下の着脱や爪切り動作などを練習する際、いつから練習をすればよいか、病棟やリハビリスタッフの間でも意見が分かれています。いつから、どのような点に注意すればよいでしょうか?

  28. 認知機能スクリーニングテストとしてのMOCA-J(モカジャパン)

    MOCA-J(モカジャパン)は、認知機能のスクリーニング検査として有用でしょうか?

  29. 介助時の重心の考え方

    様々な介助法を体験し練習することができたのですが、患者さんに重心を近づけることが重要で、抱きかかえるような指導を受けたことがあります。重心の近い、遠いはどのように考えれば良いでしょうか。

  30. エアブロンコグラム(気管支透亮像)が見えるメカニズムとは?

    エアブロンコグラムのメカニズムを教えてください。本来見えない気管支の影が、なぜ見えるようになるのですか?

  31. 認知機能低下の方の心不全の評価

    NYHA分類に基づき離床介入を行うとの事でしたが、認知症のある超高齢者の心不全の評価はどのように行えば良いでしょうか?

  32. 急性呼吸切迫症候群(ARDS)患者に対しての呼吸介助手技について

    人工呼吸器を装着中のARDS患者に対して、呼吸介助手技を用いて介入する際の留意点はありますか?

  33. 深部静脈血栓症発症後の離床開始時期について

    深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis; DVT)発症後に離床させる基準や時期について詳しく教えてください。

  34. 敗血症スクリーニングと呼吸回数

    敗血症をスクリーニングするための指標として呼吸数のアセスメントについて話をされていましたが、もう少し詳しく教えてください。

  35. 血小板数減少と肝障害の関係

    血小板数減少時は肝機能障害を疑うということでしたが、肝臓で血小板が作られなくなるからでしょうか?

  36. 脳血管攣縮予防の管理について

    くも膜下出血術後管理として、超音波やCVPをみています。これらはいずれも脳圧をみているのでしょうか?

  37. 早期離床を退院につなげるための介護保険の基礎知識

    当院でも在宅支援が急速に必要になっており、その助けになればと思い講座に参加させていただきました。身体や精神のアセスメントやケアの方法はとても興味のあるお話でしたが、臨床では退院支援の際に、金銭面などのお話が出てきて、先に進まなくなるケースがあります。介護にいくらくらい費用がかかるのかなど、教えて頂ければ幸いです。

  38. 移乗時に下肢を突っ張ってしまう患者さんへの対処

    上肢で突っ張る患者さんについては、Hard&Coverの手つかみ法や抱え込み法で移乗したらいいと学んだのですが、下肢で突っ張る患者さんにはどのように対応するのが適切でしょうか? シミュレーションしてやってみたのですが、なかなか突っ張る下肢に重心を乗せられず、無理な移乗になってしまった感じがありました。

  39. 消化器外科領域における離床と疼痛

    消化器外科術後の患者さんを術翌日から離床させようと頑張っていますが、痛みが強いからと断られてしまいます。どうしたら上手く離床していただけるでしょうか?

  40. 酸・塩基平衡の異常と原因判断の仕方

    血液ガスデータの見方の代償性変化の項で「0.6の法則」を教わったのですが、計算をする時にHCO3/0.6で求められた値は、1次性変化でのCO2を意味するものなのでしょうか?

  41. 早期離床におけるチーム連携のコツ

    早期離床にはチーム医療が不可欠ですが、うまくコミュニケーションがとれていません。連携を図る上でコツがありましたら教えてください。

  42. 心内血栓症と離床について

    心内血栓症が存在する場合の離床基準はありますか?

  43. 右心不全と浮腫のフィジカルアセスメント

    右心不全の兆候に浮腫とありましたが、下肢の浮腫は両側性に出現しますか? それとも左右差が出ますか?

  44. 臥床と起立性低血圧

    起立性低血圧はどのくらいの期間臥床していると起こりますか?

  45. 座位耐容能向上の工夫

    離床を進めた結果、端座位保持が可能となりました。看護師さんへADL面を含め、何を行ってもらうよう依頼すれば良いですか?自分が携わる時間以外にも介入を行っていただき、座位の持久性を向上させたいのですが・・・(理学療法士の方より)

  46. 各種ラインの装着時における離床について

    スワンガンツカテーテルや末梢動脈ラインが挿入されている状態で離床する場合には何を注意すべきですか?また、離床によって表示される数値が変化しますが、正確な値でしょうか?

  47. 体外式ペースメーカー装着時の離床について

    心臓外科術後の不整脈を体外式ペースメーカーでコントロールしている場合、離床は可能ですか?またその時の注意点がありましたら教えて下さい。

  48. 車椅子へ移行するための評価ポイントについて

    人工呼吸器を離脱し、フェイスマスクで酸素投与を行っている患者さんがいます。 体位変換・ヘッドアップまでは行えるのですが、車椅子乗車へいつ移行すれば良いのか迷っています。車椅子へ踏み切るための評価ポイントを教えてください。