質問
糖尿病がないのに、尿ケトン体陽性の方がいます。どうして尿ケトン体陽性は、積極的な運動を控えなくてはいけないのですか?
回答
ケトン体陽性の時は、効率よくエネルギーを作れない状態なので、積極的な運動は控えて、最低限の離床を継続すべき状態と考えられます。ケトン体は、脂肪をエネルギーに変えるときの燃えカスです。人間の体は、炭水化物を効率よくエネルギーにできない場合に、脂肪をエネルギー源として利用します。つまり、尿ケトン体が陽性ということは、炭水化物を効率よくエネルギーにできていない状態といえます。
この状態で運動をすると、よりいっそう脂肪をエネルギー源として利用し、ケトン体が増えます。ケトン体は酸性の物質なので、ケトン体が増えると、身体はどんどん酸性に傾いていき、なおさら身体の代謝を悪くすることになります。このような理由から、ケトン体が陽性のときは、積極的な運動は控えるなどし、チームで負荷を相談しながら離床を進めていきましょう。
[尿のアセスメントを極めたい方は]
これをみれると臨床がガラッと変わる!「フィジカル」と「データ」で徹底的に”みる”尿のアセスメント講座 2回コース
※2回まとめて申込みで2000円クーポンプレゼント
https://www.rishou.org/seminar/theory/2023_x43#/
[単回受講もできます]
2月5日(日) 14:00~16:30 ※2週間見逃し受講期間有り
尿フィジカル編 尿量だけじゃモッタイない!見て・聞いて・感じる尿フィジカルアセスメント
【講師】窪田 徹矢 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r92-2023#/
3月18日(土) 14:00~16:30 ※2週間見逃し受講期間有り
尿検査・腎機能編 尿検査をフル活用した離床のリスク管理
【講師】大﨑 慎一 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r142_2023#/
皆様の申し込みを心よりお待ちしております。
Tweet