質問
AST・ALTは肝機能の指標ということですが、ASTとALTの違いは何ですか?
回答
ASTとALTは半減期が異なるので、肝炎の急性期かどうかを予測できます。ASTとALTは、どちらも肝臓がダメージを受けたときに血中に出てくる酵素です。血中の半減期はASTが約10-20時間なのに対して、ALTは約40-50時間です。
半減期の捉え方は重要で、たとえば、急性肝炎で考えたときに、ASTが優位であれば、まだ急性期であると判断し安静臥床が重要となります。
しかし、ALT優位であれば、急性期を過ぎていると判断することができます。その際には、プロトロンビン活性などの肝臓の予備能を確認し、重症化の危険度を考慮して、離床のタイミングを検討しましょう。
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